ピアノと共に♪  美しい音楽を求めて♪

「より美しい音楽を奏でたい♪」という想いを抱きながら、日々レッスンに取り組んでいます。ピアノ・音楽をテーマに綴るピアノ講師の日記です♪

『ブルグミュラー25』セミナー(石嶺先生)にて♪

9月13日(金)、船橋で開催された

石嶺 尚江先生のセミナー
【『ブルグミュラー25』で生徒のやる気倍増!!】


を受講してきました。


日本に「ブルグミュラー25」の楽譜が入ってきたのは、明治時代。
その時入ってきた楽譜は、「原典版」ではなかった。
日本で「普及版」として、今、優位を保っている楽譜を研究していく中で、
石嶺先生の中に「どうして?このフレーズなの?この指使いなの?…」という疑問が生まれた。
そこで、「原典版」との比較をしてみると、
「普及版」で書かれている、フレージング、指使い、書式…、など、
色々なところに「違い」がある事に気付き、
「ブルグミュラー先生」が「どんな想いでこの作品を書いたのだろう…」
と、探求する事になった経緯を、最初にお話してくださいました。


「伝言ゲーム」という遊び。
昔、小・中学生のころ、学校でやったのですが、
元々「伝える言葉」が、何人もの「人」を介する事で、
最後の人に辿り着くころには、「伝えた言葉」が「変化する」
というゲームでしたが…、

作曲家が「作曲した作品」を出版する時にも、
この「伝言ゲーム」のような事が起こるものなんだ、
と、石嶺先生のお話を伺って、ふと、感じました



同じ「ブルグミュラー25」の楽譜でも、原典版と普及版(全音など)とは、
フレーズのかかり方や、指使い、指示された記号などに違いがある事、
「普及版」の楽譜しか知らないと「気付かない部分」についてのお話、
生徒さんに指導する時に、「普及版」でレッスンしていても、
必ず、「原典版」の楽譜を見せて、
「違いがある」という「“情報”を伝えること」の大切さを教えていただきました。

「普及版」に記されている「指使い」ですが…、
「楽譜に書いてあるから、その通りに弾きなさい!」と、指導する必要はないんですね。
だって、「原典版」との「指使い」が「異なっている」のですから。

どんな事も「素朴な疑問」が「探求のスタート」なんだな、と、改めて実感しました。
「軟らか頭」で、物事を感じとっていくことで、本当に大切な「気付き」へとつながるんですね



ブルグミュラーの作品には、それぞれ「タイトル」がついていて、
その「タイトル」から「イメージを膨らませる」ためには、とても効果的な教材。

そして、イメージ力を高めるためのレッスンができる時期は、
8歳~9歳位の時期が、一番ピークなのだとか。

「子供の夢」を尋ねてみた時に、
「実現できるか否か」なんて事を考えずに「無邪気に答える」ことができるのも、
この年齢(8~9歳)位までなのだそうです。

10歳を過ぎてしまうと、段々「現実」を知って、「クール」というか「ドライ」になっていく。
だから、「あなたの将来の夢は?」と質問してみると、
「公務員になりたい」といった、「超、現実的な答え」をするようになってしまうのだそうです。

そうなってしまう前の、「まだ瑞々しい感覚」を育てるには、
その年齢の頃には、「イメージ力を高めるためのレッスン」をしておくことがとても大切だそうです。



生徒さんにも伝わりやすいような「物語(妄想の世界もあり!)」を「音で表現する」
という形で、レッスンしていく中で、
生徒さんの中に「イメージする力」を育て、音楽に命を吹き込む演奏ができるようなっていく、
という事なのかしら…と感じました。



セミナーでは、先生ご自身が、1曲ずつ演奏しながら、
とても丁寧にポイントを解説してくださいました。

(ほんの少し・1部だけ、ご紹介させていただきます)


【1番 素直な心】
冒頭の「左手の和音」は、3つの音が重なって出来ていますが、
「3人のおじさんが、“それぞれの声部を横に歌っている”イメージ」で。 等々。

【2番 アラベスク】
原典版と普及版の「記号」が、違っている事実を確認。
8小節目の右の2拍目の「レ」の音についている記号が、
普及版では「アクセント」記号ですが、
原典版では、「デクレッシェンド」なのです。意味が全く違ってきますよね。 等々。

【3番 牧歌】
まずアニメの「アルプスの少女ハイジ」のテーマソングを聴かせていただいて…、
このハイジの冒頭の「ホルンの音」ですが、
この曲の「左の音」は「この楽器(ホルン)で奏でる」イメージ、
右手のメロディーは、「パンフルート」の音色をイメージして弾くとよいこと。 等々。

【4番 小さな集まり】
タイトルの「小さな集まり」って、どんな集まり?を(妄想を膨らませて)
例えば、「カフェに集まった主婦」が「女子会」をしているようなイメージで…、
「物語」を作ってみて、それを音楽で表現する。 等々。

※石嶺先生のそれぞれの曲に対する「妄想の世界」の「物語」は、
子供にも具体的なイメージがしやすい、とても面白い「物語」でした



石嶺先生が実際に、ブルグミュラーの作品を演奏しながら、
レッスンの時に、気を配って指導しているポイントを解説していただき、
本当に、とてもお勉強になりました。


普段、ついつい「義務的」に練習しがちな「テクニックの教材」
テクニックの教材にでてくるパッセージが、
具体的に、「この曲を弾くためには、こういう技術が必要なのよ」と、
「何れ演奏する曲を弾くために、必要な技術」だという事を、伝えて、
「テクニック教材」と「曲」を「つなげていく事」の大切さ、なども教わりました。

そういう指導をする事で、
生徒さん自身にも「ビジョン」が見えてくる、
生徒さんに「次の目標」を「感じさせる事」も大切なのだと。

やはり「いつか弾いてみたい!」と憧れを抱いている曲に、
「一歩一歩、近付いているんだ」と、
本人が感じながら学んでいける事って、本当に大切ですよね。

発表会などで、「生徒さんが弾く」という事、
もちろん、それはとても大切ですが、
少し上を歩んでいる生徒さんや、演奏家の演奏を聴いたりする中で、
「いつか、あの曲を弾いてみたい」という「憧れ」が生まれて、
「ピアノへの意欲」を抱き続けられるようにしていく事も、とても大切なのだと。


ピアノは、結局「継続して練習している者」が、
その「技術を維持」出来る習い事なので、
「ピアノを続けていけるようなレッスン」が、最後は勝るのだろうなぁ…と。


石嶺先生のレッスンでは、イメージを膨らませる力を育てるために、
その曲を演奏・理解する上でプラスになりそうな、
様々な映像や写真・楽器の音色などを、
生徒さんに見せたり、聴かせたりしているそうです。


生徒さんに「教える」という事は、
「生徒さんに、先生の模倣(まねをする事)を強いる」という事ではありません。

生徒さんの中に「眠っているもの」を呼び覚まして、
「ご本人が、こういう風なイメージで、この曲を弾くんだ」
という部分を引き出す、お手伝いをする、という事なのでしょう。


生徒さんに「ブルグミュラー」をレッスンする時に、
こういう点に気を配りながら、生徒さんを指導していく事で、
生徒さんが自分で曲のイメージを膨らませていく力、表現していく力を育てる下地ができます。

そして、この先、もっと技術的に難しい曲を練習する事になった時にも、
「自分の音楽表現」をしていけるようになるのかな?
と、感じました。



『ブルグミュラー25』の1番~10番まで、
とても丁寧に解説・指導していただきました。

今回、セミナーでお話をお聴きして学んだ事を、
まるで「学生」のように、
持参したテキストの「ウィーン原典版」の楽譜に、
先生がおっしゃった事を、書き込んできました!

これは、私にとって、とても大切な「宝物」です


25曲のうち、セミナーの限られた時間内に、全ての曲はできずに、
今回は、1番~10番までで「時間切れ」となり、続きは、また後日。
11番以降についても、是非、お聴きしたい!と思っています。

石嶺先生の日頃のレッスンを垣間見たような、今回のセミナー。
きっと、生徒さんたちも、レッスンが「発見の連続」で、
本当に「楽しく」レッスンしているのだろうなぁ、と感じました。

とても有意義な石嶺先生のセミナー、拝聴する事が出来て、本当によかったです!

このセミナーで学んだ事を、自分の中で咀嚼して、
これからのレッスンに活かしていきたいなぁ、と思います。

石嶺先生、ありがとうございました



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Author:chihiropiano
このたびは、ブログ【ピアノと共に♪ 美し音楽を求めて♪】にお立ち寄りいただき、ありがとうございました!

音楽が大好きで、長年、ピアノを専門に学び、今、千葉県茂原市でピアノ講師をしています♪

縁あって私のもとでピアノを習いに来てくださっている生徒の皆さんにも、ピアノ音楽の素晴らしさを伝えていきたいと考えています。

自分の心の中にある「理想的な演奏」を再現することは至難の業ですが、演奏できる場で、少しでも想い描く理想の演奏に近づけるべく、日々練習を重ねています。

ピアノを練習する時間は、「音楽からの贈り物を享受できる至福の時間」です。ピアノを演奏できることに感謝して、これからもピアノと共に素晴らしい時間を過ごしていきたいと考えています♪

水瓶座・B型:
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